2014年01月28日

Case065 川口市・Y様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
プロミスH 1〜H23197万円−640万円
レイクH 9〜H2390万円−105万円

整理前合計債務額287万円毎月返済額14万円
整理後合計債務額−745万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
Y様はご病気で余命いくばくもない状態でした。
病院の病床で面談を行いました。
家族に借金を遺して逝くわけにはいかないという
強いお気持ちが伝わりました。
手続を開始して間もなくY様は他界しました。
ご遺族が裁判を引き継ぎ、過払い金を回収しました。
「もっと早く手続をしていれば」など、
いろいろ考えはじめると尽きませんが、
結局ご遺族に借金は残りませんでした。
天国でご安心されていることと思うことにします。

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2013年09月11日

Case064 蕨市・Y様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
埼玉りそなS63〜H2353万円42万円
プロミスH12〜H2323万円−77万円
セゾンH15〜H239万円−17万円

整理前合計債務額85万円毎月返済額4万円
整理後合計債務額−52万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
Y様は、要介護状態となって支払いができなくなってしまい、
弟様が手続を進められました。
もし負債が残れば、毎月弟様が支払うとのこと。
最終的にプロミスとセゾンがうまく過払いになっていましたので、
りそなに減額してもらい、一括で支払って終了しました。

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2013年07月02日

Case063 川口市・I様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
エポスH12〜H150万円−4万円
レイクH14〜H2347万円−142万円
キャシュワンH16〜H2349万円46万円
JCBH16〜H2360万円58万円
ジャックスH17〜H2329万円29万円

整理前合計債務額185万円毎月返済額11万円
整理後合計債務額−13万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
もともと毎月11万円の支払いをしていたI様。
キャッシュワン、JCB、ジャックスといった
減りづらい債権者の債権が138万円あり、
レイクとエポスの過払い金で払い切れるかどうか心配な案件でした。
レイクは裁判を起こして全額を回収し、
なんとか無事に全社片付けることができました。

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2013年05月20日

Case062 春日部市・H様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
武富士H11〜H22148万円20万円
JCBH17〜H22175万円161万円
レイクH18〜H2266万円54万円
アコムH19〜H2264万円50万円

整理前合計債務額453万円毎月返済額12万円
整理後合計債務額285万円毎月返済額5万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
H様は平成22年に手続を開始し、順調に毎月5万円を積み立て、
今まで、当事務所が代行して支払いをしてきました。
今後はH様の管理の下、支払いをしていきたいとのことですので、
支払いをH様に引き継ぎました。
毎月の支払いも12万円から5万円に落ちましたし、
今まで積み立ても順調でしたので、
きっと完済まで頑張ってくれると信じています。

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2013年04月05日

Case061 川口市・C様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
エポスH10〜H2318万円−21万円
アイフルH12〜H2343万円−18万円
プロミスH14〜H2345万円−32万円
アコムH14〜H2324万円−6万円
ゼロファストH19〜H2340万円12万円

整理前合計債務額170万円毎月返済額8万円
整理後合計債務額−65万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
C様のアイフルとアコムの取引には、取引の分断がありました。
分断というのは借金を一度完済して、
また後日借り入れを始めることをいいます。
依頼人にとっては、すべて一連の取引とするほうが
過払い金が多くなって有利になります。
逆に貸金業者にとっては、分断前の取引と分断後の取引を別の取引とする方が
過払い金が減って有利になります。
取引が一連なのか、分断なのか、これは裁判官が決めること。
私たちは一連と認定してもらうために、いろいろな主張をしていきます。
今回は、分断期間が4年に及び、契約書等も出されてしまったので、
取引の分断を認めざるを得ない結果になりました。

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2013年02月26日

Case060 川口市・Y様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
アコムH 8〜H238万円−60万円
プロミスH14〜H23236万円−118万円

整理前合計債務額244万円毎月返済額11万円
整理後合計債務額−178万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
アコムは取引も長く、残高が8万円しかありませんでしたので、
過払いになることは明らかでした。
心配なのはプロミス。最初からプロミスの契約分と、
旧ポケットバンクの契約分の2口がありましたが、
残高が合計で236万円。
これだけ残っていると、取引次第では、負債が残る可能性も十分あります。
しかし、蓋を開けてみると2口とも過払い。
それだけ頑張って返済していたということです。
アコムもプロミスも裁判を起こして全額を回収しました。

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2012年12月06日

Case059 さいたま市・M様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
ジャックスH14〜H2060万円59万円
エポスH15〜H2050万円38万円
ゼロファストH15〜H20100万円82万円
モビットH17〜H20210万円200万円

整理前合計債務額420万円毎月返済額18万円
整理後合計債務額379万円毎月返済額7万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
M様は平成20年に手続を開始し、今まで頑張って支払いを続け、
ようやく完済に至りました。
毎月の返済額は、手続前と比べて10万円ほど減ったものの、
継続的に用意するには相当な覚悟が必要な金額です。
長いこと本当によくがんばってくれました。

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2012年11月05日

Case058 さいたま市・S様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
セゾンH 7〜H2339万円−35万円
プロミスH10〜H23160万円−96万円
トヨタFH14〜H2358万円58万円

整理前合計債務額257万円毎月返済額7万円
整理後合計債務額−73万円毎月返済額0万円
           

〜代表司法書士松本からのコメント〜
今回はプロミスの過払いが大きかったですね。
もともとプロミスには160万円の借金がありましたが、
逆に96万円返ってきたわけです。
セゾンはもともとショッピング取引が多かったので
そこまでの過払いはありませんでしたが、
両方の過払いでトヨタファイナンスを完済することができました。

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2012年06月18日

Case057 川口市・H様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
セゾンH 3〜H23112万円−87万円
三井住友CH 5〜H23107万円80万円
ニコスH 7〜H23107万円−110万円

整理前合計債務額326万円毎月返済額10万円
整理後合計債務額−117万円毎月返済額0万円
           

〜代表司法書士松本からのコメント〜
H様の借り入れはすべて大手の信販会社。
信販会社は、自動車のローン等でも馴染みがあり、
また、消費者金融のようなマイナスイメージも少ないため、
消費者に受け入れられやすく、
H様のように長期で取引している方も少なくありません。

そんな信販会社も以前は消費者金融と肩を並べるほどの
利息を得ている所が多く、H様のように多額の過払い金が
発生している場合が多々あります。

過払い金といえば消費者金融というイメージがありますが、
セゾン、ニコス、オリコ、セディナといった信販会社との取引も、
忘れずに検討する必要があります。

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2012年05月31日

Case056 戸田市・Y様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
エポスH 7〜H2317万円−73万円
ニコスH 7〜H23112万円−86万円
アイフルH 7〜H2318万円−41万円
レイクH 7〜H2340万円−270万円
アコムH 7〜H2350万円−128万円
プロミスH17〜H2332万円16万円

整理前合計債務額269万円毎月返済額12万円
整理後合計債務額−582万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
Y様はプロミスを除いてすべて平成7年からの取引でした。
取引年数は同じでも、270万円から41万円まで
過払い金の金額はまちまちです。
これはY様が各社とどのような取引を行ってきたかによります。

そこで過払い金が増える原因を挙げてみましょう。
1)利息が高い。当たり前です。
2)借入期間が長い。
3)借入枠が大きい。
4)枠いっぱいで借りていた期間が長い。
5)途中で完済したことがない。
これらの原因によりますが、最初の面談のときに、
これら全てを答えられる依頼人はまずいません。
実際に引き直し計算をすると、
思った以上に過払い金があって大喜びの依頼人もいれば、
その逆も当然あります。

Y様の場合は最も少ないアイフルが41万円。
喜ばずにはいられませんね。

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2012年04月19日

Case055 川口市・S様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
アコムH 3〜H2386万円−157万円
アイフルH 3〜H230万円−350万円
モビットH17〜H2333万円33万円
オリコH18〜H2342万円23万円

整理前合計債務額161万円毎月返済額6万円
整理後合計債務額−451万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
S様は、アコムとアイフルとは相当長い期間の取引があり、
当職と初めて面談した時から相当な金額の過払い金が発生していることは、
経験上容易に想像できました。
アコムとアイフルから過払い金を回収して、
その回収した過払い金でモビットとオリコに支払って終わり。
通常はそう処理されます。

しかし、アコムもアイフルも高額の過払い金を回収する場合は
裁判をする必要がありますので、
受託から回収まで8か月から1年程度かかることもザラです。
また、S様は途中で完済して取引をしていなかった時期があり、
これも裁判が長引く要素になります。

そして、モビットは好戦的な業者。
過払い金で払いますから待ってくださいと言っても、
受託から半年もすれば裁判をしてきます。

これではアコムとアイフルから過払い金を回収する前に
モビットから裁判を起こされてしまいます。

幸いなことにS様は毎月3万円であれば用意できるとのこと。
先にモビットと和解をして分割で支払いながら、
じっくりアコムとアイフルの裁判を進めました。

一口に借金と言っても、どこから借りているかによって
債務整理の方法は大きく異なります。
事務所の経験と実績が問われる業務です。

※マイナスの表示は過払い金を取り返したことを表します。
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2012年04月06日

Case054 川口市・K様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
東日本信販H18〜H2353万円27万円

整理前合計債務額53万円毎月返済額2万円
整理後合計債務額27万円毎月返済額2万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
K様は過去に自己破産したことがありました。
東日本信販は自己破産の過去があっても融資する
業界内でも有名な会社です。
K様もしかり。東日本信販だけが融資してくれたとのことでした。

結局負債は50万円程度でしたが、20数パーセントの金利では
毎月2万円返済しても一向に元金が減らず債務整理をすることにしました。

今後は返済額こそ前と変わりませんが27万円を返済すれば完済です。
毎月2万円でがんばれば、約1年の返済期間です。
K様も「がんばります!」と力強くおっしゃっていました。

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2012年03月29日

Case053 坂戸市・O様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
エポスH 7〜H2228万円−37万円
アイフルH 8〜H2230万円−156万円
レイクH 8〜H2241万円−140万円
武富士H 9〜H210万円−4万円

整理前合計債務額99万円毎月返済額4万円
整理後合計債務額−337万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
O様はご相談にいらした際、
こちらで手続をしたエポス・アイフル・レイク・武富士の他に、
3社合計160万円のクレジットの支払いをしていました。
そして、O様はエポス等の4社の手続は希望するが、
クレジット3社についてはこのまま取引を継続したいとのご意向でした。

債務整理はすべての借入先に対して行うのが最善です。
これは現在の負債の支払いを全て止めることによって、
依頼人の家計から純粋に毎月返済に用意できる金額を算出し、
それに沿って計画的な返済計画を立てられること、
回収した過払い金を返済にあてることによって、
支払い額自体を減らすことが可能なためです。

お話を伺うとエポス・アイフル・レイク・武富士は
当職の経験上、全て過払い金が発生していそうな感じでした。
これら4社へは今後支払いをしなくてよくなるわけです。
O様は、これら4社への支払いがなくなれば、クレジット3社への支払いは
問題なくできるとのことでした。
最後にクレジット3社へ債務整理をした場合のメリットをご説明した上で、
それでもこれら3社との取引の継続を希望されましたので、
これら3社は債務整理を行いませんでした。

一部の借入先に対して債務整理を行わないことは可能ですが、
その場合は、十分に十分に検討しなければなりません。

O様は300万円以上の過払い金を取り返すことができましたので、
これでクレジット3社の支払いも全部終わらせることができるでしょう。

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2012年03月15日

Case052 川口市・T様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
CFJH 4〜H2252万円−205万円
キャスコH12〜H200万円−13万円
ネットカードH12〜H200万円−44万円
エイワH12〜H200万円−44万円

整理前合計債務額52万円毎月返済額2万円
整理後合計債務額−306万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
CFJを除いて、完済していた3社は過払い金の返還に関しては、
すべてどうしようもない業者でした。
裁判を起こして和解の話をしても、
2割程度の返還しかできないと言ってくる業者です。
ただそんなことは手続を開始した時から分かっていました。
でも、8年も過去に取引があったら、相当な過払い金が出ているはず。
請求しない訳にはいきません。
T様には、完済の3社については、
2割程度の返還しか受けられない可能性があることをご説明して受託しました。

結果、キャスコは2割の返還になってしまいましたが、
ネットカードは銀行口座の差押によって7割を回収でき、
エイワも銀行口座の差押によって満額を回収できました。

当事務所では、過払い金の返還に関して対応の悪い業者については、
積極的に銀行口座の情報を集めて差押を行い、
少しでも多くの金額を依頼人にお返しできるように努めています。

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2012年02月26日

Case051 川口市・M様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
CFJH 2〜H2350万円−500万円
アコムH 3〜H170万円−215万円
レイクH 5〜H170万円−250万円

整理前合計債務額50万円毎月返済額3万円
整理後合計債務額−965万円毎月返済額0万円
           

〜代表司法書士松本からのコメント〜
M様は別に武富士での過払い金があり、
武富士から会社更生の通知を受け取って、
初めて過払い金が返ってくるというのを知ったそうです。

過払い金が返ってくることは、
平成18年頃からじわじわ社会に認知され、
一時期はテレビCMや地下鉄の車内広告などで
たくさんの事務所が宣伝をしていたことによって、
多くの方が手続を開始しました。
しかし、社会に認知されてから日が浅く、
まだまだ手続を知らない方がたくさんいました。

そんな時に武富士が会社更生の申立をし、
武富士に過払い金がある方へ武富士が通知書を送ったのです。
武富士から通知書が届いた方は、それで過払い金の存在を知り、
他社への過払い金の返還請求を開始した方がたくさんいたのです。

M様もその1人。
アコムとレイクは平成17年完済ですから、
武富士から何も通知が来なければ、何もせずに平成27年を迎え、
過払い金が時効で消滅してしまっていたかもしれません。

武富士の会社更生の功罪について、
「罪」の部分が多く語られるのは当然ですが、
社会への過払い金の告知という意味では「功」の部分もあるのです。

M様は武富士にも相当額の過払い金があり、
3.3%という低返還率に納得いかない部分もあるようでしたが、
現在の借金がなくなってしかも1千万円近い過払い金を回収でき、
ご満足の様子でした。

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2011年12月25日

Case050 戸田市・Y様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
プロミスH 2〜H22198万円−280万円
アコムH 6〜H2299万円−151万円
しんきんCH15〜H2268万円68万円

整理前合計債務額365万円毎月返済額8万円
整理後合計債務額−365万円毎月返済額0万円
           

〜代表司法書士松本からのコメント〜
Y様はもともと365万円の負債を負っていましたが、
債務整理の手続後は逆に365万円が返ってきた方です。

しんきんカードも利息の高い期間の借入もあるかと判断して
手続をしましたが、高い期間の借入はわずかでしたので、
大きく減ることはありませんでした。
しかし、プロミスとアコムから回収した過払い金を
しんきんカードの返済に回してもなお
365万円の過払い金が手元に残ったわけです。

手続にご満足いただいたY様には、
「ブログ読んでますよ。僕のケースも是非載せてください。」
とのお言葉をいただきました。

今年も残りわずかとなりました。
返済でお困りの方は今年中にご相談いただき、
新しいお気持ちで新年をお迎えいただければと思います。

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2011年11月14日

Case049 さいたま市・S様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
オリコH 5〜H2299万円−58万円
埼玉りそなH 5〜H2254万円45万円

整理前合計債務額153万円毎月返済額6万円
整理後合計債務額−13万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
当初は150万円程負債があり、内50万円は銀行からの借入でした。
銀行からの借入は引き直し計算をしても減ることはありません。
また、オリコはたくさんの利息の異なる契約を抱えており、
手続開始時点で過払い金が発生するかは容易には分かりません。
オリコに思いのほか負債が残ってしまった場合を想定して、
念のため毎月3万円ずつご用意いただく形で手続をスタートしました。

後日、取引履歴が開示され、計算を進めると、
オリコには58万円の過払い金が発生していました。
結局裁判をして過払い金の全額を回収しました。

また、埼玉りそな銀行は、りそなカードという別会社に債権が移るのですが、
こちらの会社は、一括で返済できると言うと、一定割合で減額に応じてくれます。
今回も元金から2割カットして和解してくれました。

昔は、消費者金融も一括弁済の申し入れをすると
結構減額してくれた時代もあったのに、
そんな時代はもはや遠い昔の話でございます。

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2011年10月08日

Case048 さいたま市・N様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
アコムH 7〜H220万円−112万円
CFJH12〜H2261万円−317万円
エイワH16〜H200万円−25万円

整理前合計債務額61万円毎月返済額3万円
整理後合計債務額−454万円毎月返済額0万円
           

〜代表司法書士松本からのコメント〜
N様は、ご家族に内緒で借り入れをしてきた経緯があり、
信用情報に事故情報が記録されてしまうと
ご家族に知られてしまうかもしれないとの思いから、
取引履歴をご自身で取り寄せて、過払い金が発生していることを
確認してから手続を開始しました。

負債が残っている状態で債務整理手続を開始し、
結果過払い金が発生していて過払い金を回収した場合、
手続開始時点で事故情報を登録されても、
最終的にはその事故情報は削除されることになります。

結果的に全社過払い金が発生しており、無事回収することができましたが、
エイワは結局今回も差押で全額回収しました。

以前(と言っても2年くらい前の話ですが)は
訴訟をすると和解の話ができていたエイワも、
ここしばらくはすべて差押によって回収しています。
裁判で和解ができない会社は、差押をしても
結局口座にお金がなく空振りに終わるケースも多々あります。
しかし、エイワは全件全額回収できています。
エイワは裁判を経て差押が既定路線になっています。

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2011年09月06日

Case047 蕨市・M様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
エポスH14〜H2295万円60万円
武富士H15〜H22100万円55万円
レイクH15〜H2225万円−17万円
プロミスH15〜H2223万円1万円
ライフH15〜H2216万円−15万円
アコムH16〜H2230万円16万円

整理前合計債務額289万円毎月返済額9万円
整理後合計債務額100万円毎月返済額3万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
負債が残った4社のうち、プロミスとアコムは回収した過払い金で一括支払いし、
残りのエポスと武富士は分割払いになりました。
負債総額も毎月の支払いも大きく減りましたので、
債務整理としては成功なのですが、武富士には納得のいかない対応を取られました。

武富士は結局利息制限法に引き直して、元金で40万円程度の残高でしたが、
10%程度の利息を付けられて和解することになりました。
債務整理は、分割で支払いをする場合も利息は免除してもらうのが通常です。
利息まで払っていたら、またいつまでたっても支払いが終わらないため、
そこは貸金業者も折れてくれるわけです。
しかし、消費者金融の多くは過払い金の返還に追われて業績が悪いため、
この利息の免除が難しくなっています。

そのような対応を取られた場合、「放置する」という対抗手段もありますが、
後で裁判をされるとその放置した分の利息も要求されるため、
依頼人の不利益となる可能性が十分あります。

それらの事情を加味して、今回は和解をしましたが、
相手はあの「会社更生」をしている武富士です。
過払い金は3.3%しか返還しないくせに、
負債が残る場合は利息まで要求する、そんなどうしようもない会社です。
こんなどうしようもない消費者金融が少しずつ、でも確実に増えています。

※マイナスの表示は過払い金を取り返したことを表します。
posted by 司法書士松本 at 14:38 | 債務整理と過払い金の事例100撰

2011年08月19日

Case046 吉川市・K様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
エポスH 8〜H2320万円−25万円
プロミスH 8〜H130万円−44万円
レイクH 8〜H140万円−43万円
CFJH 9〜H130万円−44万円

整理前合計債務額20万円毎月返済額1万円
整理後合計債務額−156万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
プロミス、レイク、CFJについてはかなり前に完済していましたが、
K様は今からでも回収できる過払い金があるのではと考え、
ご自身で取引履歴を取り寄せ、ご自身で過払い金の計算を行った上で
ご相談にお越しになりました。
面談の結果、現在でも借り入れがあるエポスカードも
平成8年頃から取引をしているということでしたので、
過払いになっていることが予想され、調査をすることになりました。

完済していた3社については、すぐに訴訟を提起し、時効の完成を阻止した上で、
約10年分の利息も含めて過払い金のほぼ全額を回収することができました。
また、エポスカードも予想通り過払い金が発生しており、全額を回収しました。

過払い金の時効は、最後に返済した時から10年です。
過去にそんな取引がなかったかよくよく思い出してみてください。

※マイナスの表示は過払い金を取り返したことを表します。
posted by 司法書士松本 at 08:39 | 債務整理と過払い金の事例100撰