2011年04月01日

Case030 草加市・E様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
アコムH 8〜H200万円−95万円

整理前合計債務額0万円毎月返済額0万円
整理後合計債務額−95万円毎月返済額0万円


〜代表司法書士松本からのコメント〜
アコム1社に対する過払い金の返還請求事件でした。
完済後、約2年が経過してからの請求です。

当事務所で利息制限法所定の利率に引直し計算を行ったところ、
過払い元金が約89万円、利息が約11万円、計100万円の請求になりました。

過払い金の返還を求めるための根拠となる法律は、
民法第703条に定められた「不当利得」に基づく返還請求です。
判例によって過払い金の元金の返還が認められるのは確実となりました。
しかし、まだ争点として未解決な部分があります。
それは、過払い金元金に対する利息を請求できるかという点です。

民法第704条において、不当利得における「悪意の受益者」は、
利息も返還せねばならないと定められています。
「悪意の受益者」とは、不当利得になることを知っていた者ということで、
つまり、過払い金が発生することを知りながら高い利息を取っていた者ということです。

消費者金融側としては当然「悪意ではない」という主張をします。
アコムは、この点を徹底的に争ってくることも稀ではありません。
徹底的に争う場合、判決によって全額が認められる場合も少なくはありませんが、
その後に控訴されたりして、半年以上裁判が続くこともあります。
逆に、若干でも減額をすることによって、支払いが早くなることもあります。
武富士の倒産があったこともあり、
返還されるまでの期間を重視する傾向が強まっています。

最終的には、支払時期や依頼人への負担等を比較衡量した上、
今回のケースでは利息を約半分つけた形で和解をしました。

※マイナスの表示は過払い金を取り返したことを表します。
posted by 司法書士松本 at 11:23 | 債務整理と過払い金の事例100撰