2011年03月18日

Case028 川口市・U様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
セゾンH12〜H2163万円37万円
セディナH15〜H2186万円86万円
オリコH16〜H21112万円112万円
奨学金H13〜H21137万円137万円

整理前合計債務額398万円毎月返済額13万円
整理後合計債務額372万円毎月返済額免責


〜代表司法書士松本からのコメント〜
元々は、奨学金を除くと約260万円の負債がありました。
毎月3万円程度ならば用意していきたいということでしたので、
債権調査を行ってから方針を決めることにしました。

調査した結果、約240万円まで減額となりました。
しかし、毎月3万円の支払原資では債権者と和解ができません。
負債が残る場合には、最長60回払いまでの和解が可能です。
今回のケースでは、毎月3万円を60回払いで考えると
180万円までしか支払ができません。
従って、240万円の負債を完済するには、
毎月の支払いを4万円に上げるしかありません。

そこで、依頼人と打ち合わせをしましたが、やはり4万円は厳しいということでした。
結果として、裁判所に自己破産の申立を行うこととなりました。

自己破産の手続は、任意整理のように支払う手続とは異なり、
支払いが免責される手続です。
つまり、債権者の権利を奪う手続となり、厳格な手続が必要となります。
従って、借入金をどのような使途で利用していたかなど
詳細に事情を申告しなければなりません。
ギャンブルや浪費で借金を増やしてしまった場合、簡単には免責されません。
U様は、自身の入院医療費及びその期間の無収入が響いたようです。
医療費と生活費で作った借金を借金で返済し、どんどん借金が膨らみました。

自己破産の場合、裁判所には、家計簿、通帳、収入証明書はもちろん、
保険証券や現在の家の賃貸借契約書まで提出します。
U様自身も裁判所へ審尋に行き、裁判官に事情を説明してきました。

結果、無事免責許可の決定をもらいました。

※マイナスの表示は過払い金を取り返したことを表します。
posted by 司法書士松本 at 14:44 | 債務整理と過払い金の事例100撰