2011年02月10日

Case023 川口市・N様

 借り入れ期間整理前債務額整理後債務額
CFJH10〜H2246万円−120万円
プロミスH18〜H2230万円7万円
アエルH18〜H2230万円20万円
アコムH18〜H226万円3万円
アイフルH18〜H2234万円32万円
レイクH18〜H210万円−1万円

整理前合計債務額146万円毎月返済額4万円
整理後合計債務額−59万円毎月返済額0万円
       

〜代表司法書士松本からのコメント〜
N様は手取り収入が少なくなってしまったため支払が困難となり、
今後の支払いを検討するために当事務所へ相談にいらっしゃいました。

毎月2万円の支払原資を用意するのが厳しい状態であり、
もし、今後の支払いとして毎月2万円以上の原資を要するなら、
自己破産もやむを得ないという状況で手続を開始しました。

このケースにおいて一番のネックになったのは、
CFJに対する過払い金の回収でした。

先程述べたとおり、手続開始時点の当事務所の判断として、
自己破産の可能性を残さずにはいられませんでした。
それは、CFJに対する過払金がどの程度になるかハッキリしなかったためです。
N様の認識として、CFJとの取引途中、2年程度の空白期間があるということでした。

過払い金の返還請求における争点の1つとして、
「取引の分断」が挙げられます。

この争点は、一度完済し、その後ある程度の期間を空けてから
再融資を受ける場合に生じます。

取引の分断の前後において、前取引と後取引とを別個のものと見た場合、
前取引で生じた過払い金と後取引で生じた過払い金とは別個のものになります。
そして、2つの過払い金を合算して請求することになります。

しかし、実際に計算をすればわかることですが、
複数個の過払い金として計算すると、一連として計算した場合に比較して、
過払い金が極端に減少するケースが多くあります。
過払い金の返還を求める側としては、当然一連として計算したいところです。

CFJへの過払い金の返還請求は、訴訟での対応となりました。
取引の分断につき、裁判所がどのように評価してくれるかが裁判の争点です。

結局、N様の案件については、一連の取引と認定され、
請求額の満額を回収することができました。
その結果、CFJの過払い金によってすべての負債を一括返済することができました。

※マイナスの表示は過払い金を取り返したことを表します。
posted by 司法書士松本 at 17:40 | 債務整理と過払い金の事例100撰