借り入れ期間 | 整理前債務額 | 整理後債務額 | |
武富士 | H 6〜H21 | 95万円 | −123万円 |
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キャスコ | H 7〜H17 | 0万円 | −8万円 |
エイワ | H10〜H17 | 0万円 | −68万円 |
アエル | H10〜H21 | 34万円 | −12万円 |
三和 | H10〜H21 | 5万円 | −20万円 |
CFJ | H17〜H21 | 43万円 | 27万円 |
整理前 | 合計債務額 | 177万円 | 毎月返済額 | 7万円 |
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整理後 | 合計債務額 | −204万円 | 毎月返済額 | 0万円 |
〜代表司法書士松本からのコメント〜
手続開始から約2年の時間がかかりましたが、
ようやく全ての手続が完了しました。
武富士は、今でこそ過払い金の回収が困難ですが、当時は回収可能でした。
15年間取引をしていたこともあり、95万円の負債がひっくり返り、
123万円の過払い金を回収することができました。
この過払い金を元手にCFJの負債を支払いました。
ここまでは通常の債務整理業務の流れでした。
しかし、それ以外の4社に対する過払い金の返還請求が難航し時間がかかりました。
もちろん裁判を提起し、そして判決ももらいました。
しかし、判決によって過払い金の返還請求権が認められたとしても、
それを払ってもらえるかどうかは業者によります。
強制執行をしなければ回収できないような業者も存在します。
時間がかかった4社は、このような手続をしなくてはならない典型的な業者です。
強制執行をする場合、多くの場合は相手の銀行口座を差し押さえることになります。
場合によっては、銀行口座にお金が入っておらず、空振りとなることもあります。
また、他にも差押をしている人がいて競合してしまうこともあります。
競合した場合、裁判所が配当手続を行い、供託所から配当金をもらうことになります。
この手続は、かなり時間がかかります。
過払い金は、権利として認められても、実際に回収できるかどうかは別問題です。
いずれにせよ、全額を回収するためには早期に裁判を開始していく必要があります。
※マイナスの表示は過払い金を取り返したことを表します。