借り入れ期間 | 整理前債務額 | 整理後債務額 | |
セディナ | H 7〜H22 | 76万円 | −23万円 |
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ニコス | H 8〜H22 | 160万円 | 43万円 |
オリコ | H 8〜H22 | 46万円 | 19万円 |
イオン | H12〜H22 | 49万円 | −25万円 |
アコム | H12〜H22 | 50万円 | 28万円 |
アイフル | H12〜H22 | 30万円 | −54万円 |
レイク | H12〜H22 | 62万円 | −45万円 |
CFJ | H17〜H22 | 92万円 | 38万円 |
プロミス | H17〜H22 | 47万円 | 0万円 |
整理前 | 合計債務額 | 612万円 | 毎月返済額 | 21万円 |
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整理後 | 合計債務額 | −19万円 | 毎月返済額 | 0万円 |
〜代表司法書士松本からのコメント〜
S様は会社経営者であり、負債の多くが事業資金の借入れということでした。
612万円の負債に対し、毎月21万円の支払いをしていました。
毎月21万円の支払いを継続していくのは厳しいため、
不動産を売却し、その売却代金で完済することを考えていたそうです。
不動産が売却されれば612万円の全額支払いは可能と見込んでいたそうですが、
インターネット等で債務整理の話を知り、当事務所へ相談にいらっしゃいました。
取引をしている債権者数が多く、また、取引年数も5年から15年と幅がありました。
過払いの発生が見込まれる業者と、負債が残る業者とが混在していました。
当事務所の判断として、過払い金で負債を完済できる可能性は五分五分でした。
そのため、不動産の売却は同時並行で進行してもらうことにしました。
債権調査を経て、引き直し計算をすることによって、
支払う負債総額が128万円、回収可能な過払い金が約150万円と算出されました。
トータル的に見れば、612万円あった負債が丁度ゼロに近づいた計算です。
しかし、消費者金融は、そう簡単に過払い金を返還してきません。
計算上は約150万円の過払いがあっても、
「早期返還しますので、請求の5割で和解してもらえませんか?」
などという交渉をしてくるのが通常です。
全額回収するのであれば、訴訟手続を踏まねばなりません。
S様のご意向を確認したところ、時間がかかっても全額の回収をご希望されました。
最終的には、時間こそかかりましたが147万円を回収できました。
本来なら、この回収金額を支払いに回して完済に至るところですが、
回収前に不動産が売却できたため、負債はその売却代金で先に完済しました。
当初612万円支出する覚悟があったS様は、
返済金額が大きく減ったことに大変満足されていました。
※マイナスの表示は過払い金を取り返したことを表します。